お知らせ

2009.10.23

緊急情報
“英国・HPVワクチン接種後の女子生徒死亡”ワクチン関与は否定される

過日、英国においてHPVワクチン接種後の女子生徒が死亡するというニュースが報道されました。英国においては下記のような、NHS(National Health Service:英国保健サービス:国の医療行政機関)による正式な調査結果が表明され、HPVワクチンの関与を否定する続報が行われています。

NHSのウェブ:http://www.nhs.uk/news/2009/09september/pages/cervical-cancer-vaccine-qa.aspx

HPVワクチンの疑いが消える (NHS: 2009年10月2日)


英国コベントリー地区にて女子生徒ナタリー・モートンが亡くなった件で、病理学医により、死因はヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種ではなかったことが確認されました。

当初のメディア報道は、彼女の死があたかもHPVワクチン接種によることを示唆するものでしたが、検死解剖の結果、彼女が亡くなった原因は心臓および肺の大きな悪性腫瘍であったことが明らかになりました。

コベントリー地区NHS(National Health Service:英国保健サービス)の公衆衛生ディレクター兼コベントリー市議会議員であるキャロン・グレイナー博士は次のように述べています。「ナタリー・モートンの死亡原因解明を行った結果、彼女が原因不明による心臓および肺の大きな悪性腫瘍のために亡くなったことを、本日、病理学医が確認しました。彼女の死はいつ起こってもおかしくない状態であり、亡くなる少し前に接種したHPVワクチンが彼女の死に関与したことを示唆する事実はありませんでした。」

「この知らせを受け、世の親御さんにはHPVワクチンの安全性を再確認いただき、子宮頸がんから身を守るワクチンを接種するよう娘さんに薦めていただきたいと思います。HPVワクチン接種プログラムは、来週月曜日(10/5)から再開します。」


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